旅からはじまる日々のチャイ▶︎▷▶︎ Today’s चाय Chai
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17 パウダーミルク(粉ミルク)のチャイ

【Powder milk Chai】-Muktinath,Nepal-

聖地・ムクティナートでのチヤパサル(チャイ屋)は、過酷だった。

ここへはポカラからローカルバスで12時間かけて道なき道を行き、ようやくマルファ村へ着く。
そこからジョムソンまでバスがこないからヒッチハイクして、約2時間後にムクティナートへ到着した。

最悪の旅路だった。
ほんとにいろいろキツかった。
→この話はまたいつか。

ムクティナートは、ヒンドゥー教とチベット仏教の聖地。標高は3800m。

ここが聖地だからとか、そんな理由はないけど、どうしてもこの地に来たかった。
これが、その地に呼ばれるってやつ？？

さて。
富士山より高い地でのチヤパサル。
めちゃ荒野。ガチ荒野。
しかし人はいるから、チャイは飲むだろうということでガスコンロはもちろん持参。

でも、
生のミルクがない。

そう、マルファ村あたりから平地より牛が少なくて、生のミルクよりパウダーミルク(粉ミルク)が使われるのだ。もちろんチャイも。

日本では、粉ミルクといえば脱脂粉乳だけど、牛乳代わりに使われる国では有脂粉乳だから、きちんとコクがある。

前日、村のゲストハウスのディディのチャイの作り方見ておいてよかった。
真似してみる。
お湯でパウダーミルクと砂糖を溶かし、茶葉を煮出して葉が開いたら合わせる。
めっちゃ適当。
大体、ミルクの濃度とかどうなん。。

だいじょぶ、なんとかなる。

そうだった。
私が子どものころ、おかんがよく作ってくれたミルクティーは、
初めて飲んだミルクティーは、
粉ミルク(クリープ‼︎)で作ったものだった。

あの味、大好きだったやん！

不覚にも遠く離れた荒野原で、日本を思い出してしまった…

ええ、ええ、ここでもミミ子のチヤパサルは大盛況でしたよ、
インドから巡礼に来てたサドゥー(修行僧)にもチヤを振る舞えて満足満足✌️

郷に入れば郷に従え、だ。

このころは随分逞しく、図々しくなってたなー。笑