チャットパットをつくる🇳🇵

ネパールの旅行記をつくっていたら、無性にチャットパテ(Chatpate)が食べたくなってしまった。

チャットパテはモモに次ぐネパールのソウルフード。(…と思っている。)

ワイワイというインスタントラーメンを砕いて野菜で和えて、添付される化学調味料とマサラと謎のビネガーらしきもので和える、からだに優しい訳がない、超B級スナック。

これがほんとにもう、ばかみたいに突発的に食べたくなるときがある。しかも真夜中。

そして私はこれを、深夜から作り出す。

なんで深夜ってジャンキーなもの食べたくなるんやろ、腹時計七不思議のひとつである。

そういえば、こないだネパールから帰国したはるなじーのおみやげでもらったのがあるのよ、ワイワイ👏

マサラは大好きなジョムナディディがブレンドしてくれたやつを使ってみよう。

乾燥した麺をバリバリ砕いて、茹でたじゃが芋と生の赤玉ねぎ、豆、トマト、パクチーで和えていく。

私が好きだったチャットパット屋のディディは、小汚いバケツで実に華麗な手捌きでこれを作り上げる。ディディ元気かな…なんて思いながら私は清潔なボウルでそれを作る。

そして最後はお決まりのダンボールのスプーン、ぶっ刺す。

あーー、ネパールのみんな元気かなー。

あの景色も空気も私が行きさえすれば、いつだってまた会えると思っていた。まさかこんな時が来るなんて。

積み上げてきた安心も安定も実は意外にも儚くて、でもだからこそ先があるって旅に出るとき思っていたこと。今もまさにそれが試されていて、私にとってそれはきっと、この先も続くこと。

当時の日記や写真を眺めながら、チープであるはずのこの味が、なんだかとても愛おしく、高級なものに感じた。